パソコンにUSBメモリを接続した時に「ドライブF:を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」と表示され、データを見ることができないことがあります。
うっかり「ディスクのフォーマット」を押してしまった、キャンセルしてもデータを見ることができないなど、このような表示が出た場合にどのよう対処するのかを解説していきます。
目次
なぜ表示されるのか
USBメモリをパソコンに接続した時にこの表示が出るのは、USBメモリのフォーマットが不明な状態になっているためです。フォーマットとは直訳すると書式という意味ですが、データの世界でのフォーマットは「データの種類」というような意味合いになります。
ですので「フォーマットしますか?」と表示されるということは、このUSBメモリのデータの種類がわかりません、ということを表しています。
パソコンとデータを記録する媒体(USBメモリなど)は一定のルールにしたがってデータのやり取りをしていますが、そのルールに当たる部分が「フォーマット」となります。
すでに使用しているUSBメモリでこのような表示が現れた場合は、すでに取り決めていたルール(フォーマット)がわからなくなってしまった状態に当たります。
このような状態ではパソコンとUSBメモリは正常なデータのやり取りを行うことができません。
突然、このような状態になる原因は、USBメモリの故障や最後に行ったデータのやり取りが正常にできなかった可能性が考えられます。
表示された場合はどのようにするべきか
もし、このような表示が出てしまった場合は、一旦キャンセルを押しこのメッセージを閉じたあと、パソコンからUSBメモリを抜いてください。
今の段階ではUSBメモリやパソコンに異常が出ている可能性があるため、データの消失を防ぎつつUSBメモリ内のデータにアクセスする方法を探します。
もし、他に正常な動作をするパソコンがあるなら、USBメモリをそのパソコンに接続して問題が解決するか確認しましょう。
正常に内部のデータを確認することができれば、データをパソコンにもコピーして万が一に備えておきます。
同じようにフォーマットを促すメッセージが表示される場合は、むやみにUSBメモリを使用しないようにしましょう。
フォーマット情報のみに異常が発生している状態であれば、データを救出できる可能性は十分にあります。
もしフォーマットを押してしまったら
予期せぬ表示におどろかれて、内容を理解しないまま「ディスクのフォーマット」を押してしまうことがあると思います。
メッセージの表示では「ドライブを使うにはフォーマットする必要があります」となっており「フォーマットすれば正常に使用できる」と解釈することができるためディスクのフォーマットを選択してしまう場合があります。(むしろそのような解釈が自然で、フォーマットに対する説明が書かれていないことが問題だと思いますが・・・)
もし「ディスクのフォーマット」を押してしまった場合は、一旦処理が終わるのを待ち処理後にUSBメモリを抜き取ります。
データを救出する場合、長時間パソコンに接続しているとデータが正常に復元できない場合がありますので、準備が整うまでは取り外しておきます。
内部のデータを復旧したい場合は
USBメモリに大切なデータがあり、データを取り出す必要がある場合はどのような方法で救出するかを考えます。
より確実にデータを救出するのであればデータ復旧業者へ依頼されることが理想ですが、ご自身で市販のデータ復旧ソフトを購入しデータを取り出せる可能性もあります。
ご自分でされる場合はデータが救出できる保証がなく、救出できなくても購入したソフト代が返ってこないというリスクがあり、データ復元ソフトは様々なタイプがありそれぞれプログラムは違うため、A社のソフトでは無理だったけどB社のソフトでは救出できた、というケースもあります。
市販のデータ復旧ソフトは専門的な知識がない一般の方でも使用できるようにカスタマイズされており、記憶媒体の種類や状態に合わせた柔軟な設定などは割愛されているため、データ復旧業者が使用するような専用プログラムとは仕組みが違うため購入する場合にはそのことを念頭に置いておく必要があります。
データ復旧ソフトで復旧できなかったら
市販のソフトでのデータ復旧には限界があります。
ソフトでのデータ復旧は論理障害にしか対応していないため、USBメモリ自体に物理的な障害が発生している場合にはデータを救出することはできません。
特に物理障害が発生していると一般の方でのデータ復旧はほぼ不可能なためデータ復旧業者へ依頼していただくことが理想です。
むやみにUSBメモリにアクセスを発生させすぎると復旧できるデータも復旧できなくなるかも知れませんので早めにご相談いただくことが大切なデータを高い確率で救出する秘訣になります。
USBメモリのデータを復旧するための費用は
当社でのUSBメモリからのデータ復旧料金は10,000円からです。
軽度の論理障害であればほとんどが10,000円程度でのデータ復旧が可能で、もしデータが復旧できない場合は無料です。
市販されているデータ復旧ソフトの値段がおよそ10,000円程度ですのでほとんど変わりません。
市販のソフトを購入してデータ復旧できないとなるとその料金がムダになってしまいますが、当社へのご依頼であれば復旧できない場合は無料となります。
もちろん市販のデータ復旧ソフトで救出できない状態でも当社で作業させていただければより高い確率で復旧することができます。
見積りや調査も無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
WEB見積りフォームから無料見積りをさせていただいておりますので、是非ご相談ください。